シリマリン
由来原料 | マリアアザミの種子 |
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規格 | シリマリン≧60%、シリビン≧17% |
荷姿 | 25kg(P/D)、5kg(袋) |
高い抗酸化能力とタンパク質合成の活性化
シリマリン silymarinは、マリアアザミMilk Thisleの種子に含まれる有効成分です。ヨーロッパでは2000年以上前からマリアアザミを薬草として肝臓疾患改善などのために用いられてきました。1970年代に種子からの抽出成分シリマリンの肝臓機能に対する有効性が科学的に証明されました。
シリマリンは、シリビン(シリビニン)*、シリジアニン、シリクリスチンなどのフラボノリグナン類から成ります。強い解毒作用(抗酸化)と再生能力(蛋白質合成の向上)があり、これが肝臓への保護と修復に効力を発揮します。
*シリビン silybin(シリビニン silibinin)
シリマリンの活性成分。毒素から肝臓を保護する作用や、肌のシワ改善に影響のある真皮のコラーゲンを増やし、繊維構造を正常化する作用がある。また、ヒト前立腺線がん細胞などに対し抗がん作用を示すことが明らかになっている。
肝臓への効果
シリマリンは毒素の侵入から細胞を守り、肝臓のタンパク質合成を活発にします。これらは慢性肝炎、肝硬変、肝脂肪、虚血性肝臓障害等の改善や肝細胞の再生に有効であると報告されています。また、肝機能を高め、胆汁の分泌を促しますので、アルコール性肝障害、肝炎、肝硬変などの病気にも用いられます。
「シリマリン」の主な作用
- 細胞の過酸化脂質の発生を抑制
- 体内で抗酸化物質グルタチオンが合成されるのを促進。成長ホルモンの分泌を促す
- DNA、RNAの働きを高め、肝細胞の内側でタンパク質合成を促進。損傷した肝細胞の再生を促す
- 肝細胞の保護、抗酸化作用、抗ガン作用、抗炎症作用、胃粘膜損傷抑制作用などが期待
- 月経不順の改善、母乳の出を良くする効能
動物飼料としてもご使用可能です。(飼料登録済み)