旱蓮草は、キク科タカサブロウ属で、熱帯・亜熱帯性気候で湿気の多い土地に生える1年草です。yerba de tago、Gunta kalagaraku、Karisalankanni、Bhringrajとしても知られています。漢方やアーユルヴェーダとして伝統的に使用されているほか、南西アジア地域では伝統薬として使用されていました。
アーユルヴェーダでは、髪の支配者と呼ばれ、脱毛・育毛などに効果があるとされています。インドでは下剤・強壮剤としても使用されてきました。
漢方での考えでは、五臓の腎を補うことで潤いを与えて髪や肌を老化から守り、熱を冷ます働きがあるとされ、止血、薄毛などに使用されてきました。また、女貞子と組み合わせれば(漢方では「二至丸」)、アンチエイジングや更年期の悩み緩和にもなるとされています。
サポニン・タンニン・ビタミンAが豊富です。収斂性、強壮作用、不正出血などの緩和に用いられます。
旱蓮草には男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の発生を抑制する作用があると言われ、消炎や血流改善と合わせて髪に効果があるとされています。
有効成分は、ウェデロラクトン。